ネコのトリミングについて
2021/08/03
ネコにもトリミングっているのだろうか……? 気になっている人もいると思います。
ネコにトリミングは必要? トリミングするとしたら、どのくらいの頻度が適切なの? プロに任せるメリットとは?
ここでは、ネコのトリミングについて解説します。
目次
トリミングとは
トリミングとは、全身の毛を心地よいようにカットすること。
日本では、シャンプーやブラッシング、爪切り、歯磨き、耳掃除、肛門腺絞りなどのグルーミングもすべて含めて、“トリミング”と呼ぶことが多いです。
猫にトリミングが必要か
ネコは生来、キレイ好きなため、自分でしょっちゅう毛づくろいしています。
そのため、ネコにトリミングは必要ないという人もいますが、ペルシャ猫やヒマヤラン、メインクーンなどの長毛種は、毛玉や毛のもつれができやすいため、ブラッシングだけでなく、トリミングもしてあげたほうがいいでしょう。
とくに目の周りの毛は、ブラッシングして整えてあげないと、目の中に入り、目ヤニの原因になってしまうことも。
またネコは身づくろいをするなかで、自分の毛玉を食べてしまうことがあります。
しかし、毛を食べすぎてしまうと胃の中にたまってしまい、切開手術が必要となることも。
そうならないためにも、長毛種のネコなどは定期的なトリミングを行うようにしましょう。
猫のトリミングの頻度
ネコのトリミングは、どれくらいの頻度で行えばいいのでしょうか?
ブラッシングに関しては、毎日するのが理想的。
カットは、基本的に不要ですが、夏の暑いときは熱中症予防のために、ほかにも毛玉の有無や毛のもつれ具合などを見ながら適宜判断していくことが大切です。
シャンプー頻度での室内で飼っている猫は、月に1回洗う必要ありません。汚れ気にならないのであれば、半年に一回で大丈夫です。 ただ、外で飼っている猫は、ノミ・ダニが付いている可能性が行あるので2カ月に1回くらいにしておきましょう。ただ、洗い過ぎは注意です。
猫のトリミングをプロに任せた場合
ネコのトリミングは、ネコが嫌がることもあり、「素人には難しい」といった印象を抱く人もいるでしょう。
その場合、プロに任せることをおすすめします。
そもそも自由を愛し、束縛されることを嫌うネコにとって、トリミングはストレスを感じる行為。
しかしプロが丁寧に扱うことで、ネコにかかるストレスを軽減できます。
中には、「トリマーに自分の飼いネコを預けるのが心配だ」という人もいるでしょう。
その場合、動物病院にトリミングを依頼するのも一つの方法です。
「動物病院でトリミングしてもらえるの!?」と思う人もいるかもしれませんが、実は動物病院によっては、対応してもらえます。
動物病院の場合、何かもしあったとしても、すぐそばに獣医が控えているため安心ですよね。
また飼い主の付き添いが許されている動物病院も多く、我が子が手荒に扱われていないか、見守りながら施術を受けられるのも、高く評価されるポイントだと思われます。
まずは付近のプロ、獣医に相談
ネコのトリミングについて解説しました。
ネコのトリミングは、イヌほど一般的ではありませんが、猫の種類や状況によっては対応してもらったことがいいこともあります。
「自分でできそう」と思うかもしれませんが、トリミングはネコにとってストレスを感じる行為。
たとえネコのためであっても、嫌がられてしまうことも多いです。
そのため、身近な獣医などに相談することをおすすめします。
きよかわ動物病院では、清潔な院内環境のもと、ペット一匹一匹に合った適切な処置を心がけております。
ペットの生活習慣や些細な悩みについての相談も受け付けておりますので、木更津のきよかわ動物病院へご連絡ください。
執筆者プロフィール
陣座 孝聡 / Takatoshi Zinza
獣医師 / きよかわ動物病院院長
- 北里大学 獣医畜産学部 獣医学科卒業
略歴
- 2002年 北里大学 獣医畜産学部 獣医学科卒業
- 2002~2005年 千葉県君津市内の病院にて勤務
- 2005~2014年 全国展開のグループ病院にて静岡、首都圏の病院を中心として合計3病院の分院長を務める。
- 2014年~ 千葉県木更津市にきよかわ動物病院を開業