株式会社きよかわ動物病院

犬の歯茎から出血している原因、治療法、予防法

犬の歯茎から出血している場合

犬の歯茎から出血している場合

2021/08/21

犬が口の中で出血・炎症を起こしている!

突然の事態に困惑してしまう飼い主さんも少なくないと思います。

なぜ犬の口の中で出血や炎症が見られるのでしょうか? これらの症状を見かけたときにすべきこととは? 予防する方法は?

ここでは、犬の口の中の出血や炎症についてお伝えします。

目次

    犬の歯茎の出血・炎症の原因

    犬の歯茎が出血または炎症を起こしている原因をお伝えします。

    1.歯肉炎

    歯石が付着することにより発生する歯肉炎が、出血・炎症の原因かもしれません。

    歯肉炎は症状としてはまだ軽度で、このうちに完治するのが望ましいです。

    2.歯周炎

    歯肉炎を放置し、状況が悪化すると歯周炎となります。

    歯肉炎と異なり、ここまで来てしまうと治療がとても難しくなってしまいます。

    出血以外にも、歯茎が腫れたり、歯がグラグラして抜けてしまうなど、さまざまな症状が発生します。

    3.口腔腫瘍

    口の中に腫瘍ができている場合も、腫瘍部分からの出血などが見られるかもしれません。

    口内によくできる腫瘍として、メラノーマ(悪性黒色腫)、扁平上皮癌などがあります。

    4.口内炎

    口の中に赤いぶつぶつや水疱、炎症などが見られる場合は、口内炎の可能性があります。

    ときには、出血することもあり、血の付いたよだれを垂らすことも。

    放置しておくと、全身性の感染症を発症することもあるため、早めに治療を受けましょう。

    5.ケガ

    愛犬が硬いものを噛んだり、ケンカしたりなどの理由で、口の中に傷をつくり、出血することもあります。

    骨や鹿の角など硬いものを噛むと出血することがあるので、気をつけましょう。

    6.歯の生え変わり(子犬のみ)

    子犬の場合、乳歯から永久歯に生え変わる過程で、歯肉から出血することもあります。

    歯の生え変わりによる出血は放って置いても大丈夫ですが、出血が止まるまでは、引っ張りっこ遊びや硬いものをかませることは、ばい菌が入って危ないので、控えるようにしましょう。

    犬の歯茎が炎症・出血していた時の対処法

    犬の口の中に炎症や出血を見かけたら、すぐさま病院へ連れて行きましょう。

    歯周病(歯肉炎・歯周炎の総称)などの病気を放置してしまうと、歯が抜けたり、あごの骨が溶けてしまったりするなどして、ご飯が食べられなくなってしまう可能性も。

    当然ながら、食事ができないと、犬は十分な栄養を摂取できず衰弱死にいたることもあります。

    歯周病の場合、病院では全身麻酔をしたうえで、歯石除去を行います。

    揺れている歯は抜歯し、穴があいてしまっている場合は縫合します。

    抗炎症剤や抗菌剤などの内服薬を処方することもあります。

    早めに獣医に相談して、適切な措置を受けるようにしましょう。

    犬の歯茎の出血や炎症を予防法・歯磨きをするコツ

    歯茎の炎症や出血を予防するのに効果的なのが、日々のオーラルケア、とくに“歯磨き”です。

    しかし飼い主さんによっては、「犬に歯磨きをさせることなんてできるの?」と感じている人もいるでしょう。

    ここでは、犬に歯磨きをさせる際のコツを紹介します。

    1.ペット用の歯ブラシを利用する

    歯ブラシは人間の子ども用などではなく、ペット用を使用しましょう。

    人間が使う歯ブラシの毛先は、犬にとっては硬すぎで、歯茎を傷つけかねません。

    ペット用の歯ブラシを使うのに不安がある方は、指サック型のペット用歯ブラシもあります。

    指で磨くような感覚で歯磨きできるので、初心者の方は挑戦しやすいかもしれません。

    2.最初は口元に触れるのに慣れるところから

    さっそく歯磨きをしようすると嫌がるワンちゃんに対しては、まず口元や歯、歯茎に触れられる練習から始めましょう。

    触っても嫌がらないようになったら、ご褒美をあげることを忘れないように!

    3.可能であれば歯磨きは毎日行う、少なくとも3日に1回を目安に

    できれば犬の歯磨きは、毎日の習慣にしてあげましょう。

    ただし、1日ですべての歯を磨く必要はありません。

    1本ずつでいいので、毎日少しずつ慣れさせることが大切です。

    犬の歯石の原因と取り方

    こちらの記事では、犬の歯石について解説しております。

    愛犬の歯に歯石が付いているような気がする。

    歯石をそのまま放って置いてしまうと、どうなってしまうの? 歯石を放置することで現れる症状や病気とは?

    大事な愛犬の健康を守りたいのであれば、歯石についても注意することが大切です。

    犬の歯石について詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

    犬の歯石の原因と取り方

    重症化する前に獣医に相談しよう

    犬の歯茎から出血する原因や対処法・予防法についてお伝えしました。

    愛犬の歯茎から血が出ていたり、赤く腫れていたりしたら驚きますよね。

    さまざまな要因が考えられますが、歯の生え変わりを除いて、基本的には病院で早期に治療を受けたほうが良いです。

    大したことないかもしれませんが、あとになって大病だと分かると「あのとき早く病院に連れて行ったら」と後悔しかねません。

    大切な愛犬との時間を長くするためにも、出血や炎症が見られた際は、まず獣医に相談しましょう。

     

    きよかわ動物病院では、清潔な院内環境のもと、ペット一匹一匹に合った適切な処置を心がけております。
    ペットの生活習慣や些細な悩みについての相談も受け付けておりますので、木更津のきよかわ動物病院へご連絡ください。

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